ここ最近巷で資産形成についての話題が溢れかえっています。
老後2,000万円問題が話題になってから顕著になった気がします。
正直な感想として、資産形成とか投資とか胡散臭くないですか?
ハッキリ言って、私自身はずっとそう思ってました。
そんな私が、先日とある本と出会ってから徐々に変わってきています。
そこでまずは、固定費を浮かした分のお金で投資を始めてみることにしました。
固定費を浮かしたお金なら、そもそもなかったはずのお金だからね。
例え0円になったって、生活レベルが下がる訳じゃない!
そんな発想で、投資初心者が初心者なりに資産形成を頑張っている実績やなぜそうしたのかを公表したいと思います。
つみたてNISAの実績
それでは早速結論の実績は以下になります。
名義 | 口座 | ファンド名 | 投資額 | 時価評価額 | 評価損益 |
ナー | つみたてNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 175,000円 | 181,303円 | 6,303円 |
まーちゃん | つみたてNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 100,000円 | 103,897円 | 3,897円 |
かいくん | ジュニアNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 270,000円 | 279,479円 | 9,479円 |
もーちゃん | ジュニアNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 270,000円 | 279,479円 | 9,479円 |
銘柄はシンプルに全て米国株式に突っ込んでます。
番外編として企業DC(iDeCoの企業版)の実績は以下になります。
名義 | 口座 | ファンド名 | 投資額 | 時価評価額 | 評価損益 |
ナー | 企業DC | 外国株式インデックス年金ファンド | 962,183円 | 1,034,309円 | 72,126円 |
今までは企業DCも定期預金型と呼ばれる元本保証のものにしていました。
せっかくだからと外国株式への投資型にしてみたところ、中々の運用実績をあげてくれています。
9月は評価損益が軒並みマイナスになっていたよ。
ただ、数ヶ月前に90万位を一括投資した企業DCはその時もマイナスにならなかった。
複利のパワーって凄い…。
実は、つみたてNISAはまだ始めたばかり。
私名義は9月8日に初投資で2ヶ月経過。
まーちゃんと子ども2人は10月8日に初投資で1ヶ月未満です。
私の企業DCは少し早めで3ヶ月位の運用実績になります。
ついこの間まで、定期預金とか定期積金で貯めてたんだけど…
金利はわずか0.002%だったから、凄い違いでビックリ!
当然、投資なので元本割れのリスクは伴います。
色々迷いましたが、自分なりに勉強した結果15年以上運用すると決めてインデックス投資をしている限りは、概ね大丈夫そうです。
なお、投資額固定費削減どころじゃねーじゃねーか!!と突っ込まれる前に言い訳します。
期間途中でのNISA口座開設だったので、初年度のみ上限金額をフル投資出来るよう設定しました。
来年以降はあくまで固定費で浮いたお金分しか投資しないつもりです。(今は)
慣れて、イケる!と確信したら額を増やしていくつもりです。
理由は次から説明していきます。
嘘ついた訳じゃないので許してくださいっ。
そもそもつみたてNISAって?
つみたてNISAについての詳細や始めようと思った経緯等は以下もご参照ください。
つみたてNISAとは2018年1月からスタートした少額から出来る長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度のことを言います。
老後資金等の資産形成向きの制度です。
個人的には「税制優遇しといてやるから自分の老後位自分たちで何とかしてよ」という国からのメッセージだと理解しました。
ジュニアNISAとはつみたてNISAより少し早めの2016年1月からスタートしました。
「未成年者少額投資非課税制度」と言います。
これは何を目的にしていたのでしょうか…?
恐らく私以外にもそう思った人が多かったせいか、不人気過ぎて既に制度の終了が決まっています。
比較するとこんな感じになります。
積立に特化した非課税制度 つみたてNISA | 子どものためのお金を非課税で運用 ジュニアNISA | |
対象年齢 | 20歳以上 | 0歳~19歳 |
最大期間 | 20年 | 5年 |
ロールオーバー(※1) | 不可 | 可 |
非課税枠(年間投資可能額) | 40万円 | 80万円 |
非課税枠(総額) | 800万円 | 400万円 |
投資対象 | 定期的な支払(自動) | 制限なし(手動) |
運用終了期間 | ~37年12月迄 | ~23年12月迄 |
最後の運用が終了する日 | ~56年12月迄 | ~27年12月迄 |
その他 | 楽天証券やSBI証券であれば クレジットカード支払いが出 来て、ポイントももらえる。 口座開設初年度のみ開設時か ら年度末迄の間で40万円に なる金額まで追加投資出来る | 出金が18歳まで制限される。 一部現金化することは出来ない。 18歳前に引き出したら非課税でなくなる。 クレカ支払いは出来ない。 |
5年間の非課税期間が満了したあとでも、NISA非課税投資枠で保有している金融商品を翌年のNISA非課税投資枠へ移すことで、再度5年間非課税で運用すること。
このような、翌年のNISA非課税投資枠へ移す手続きを「ロールオーバー」と呼びます。
初心者はざっくりこれ位覚えておけばOKだと思います。
一番のポイントは、NISA口座開設初年度のみ開設時から年度末迄の間で満額(40万円)になる金額まで追加投資出来る点。
翌年からは40万円を12ヶ月支払いなので、最大で一ヶ月33,333円迄しか積み立てることが出来ません。
私は、せっかくの非課税枠だからどうせなら使い切りたい!と考え、追加で増額投資枠に充当しました。
【運用益を最大化する】オススメの証券会社
多くの証券会社がある中、初心者が選択するとしたら以下の2択だと思います。
✅楽天証券:楽天経済圏ならこれ一択
✅SBI証券:安定の口座数№1、Vポイントも貯まる
私は楽天証券にしましたが、理由は楽天経済圏への移行を同時に行っていたからです。
楽天カードからの支払いをすると、それだけで1%楽天ポイントが還元される。
つまり、いきなり運用益1%プラスされているのと一緒ってこと。
これってよく考えると中々凄くないですか?
利回り5%とか7%とか言ってる世界で、クレカ支払いにするだけで1%運用益出るのと一緒って。
こんなメリットがあるのに利用しない手はありません。
他に他の証券会社より優れていると思ったのは以下の条件が段違いだったからです。
✅投資信託の商品数が多い
✅コスト最安値の商品バリエーションが豊富
✅積立設定にメリットがある
⇒特にSBI証券はETFの自動買付がある唯一の証券会社
✅最低購入金額が低い
ちなみに、私は以前お付き合いで銀行での投資信託をしていました。
結果はまぁ予想つくとは思いますが、大赤字で目も当てられない状態でした。
そんな過去の実績があっただけに、投資信託に対してとても懐疑的だった訳です。
ウェブレン効果(高価なモノほど価値があるという錯覚)もあって、当時は信託報酬が高い物を選んだような記憶があります。
これだけ高価な信託報酬を支払うんだから、しっかり運用してくれるはずだ!と。
はい。
もうアホウの考えですね。
典型的なカモネギ状態だったと思います…
投資の世界では優秀なファンド程信託報酬が安い。
そんなちょっと調べれば分かることすら調べもせず、場当たり的に大金ぶっ込んでた訳です。
投資初心者はとにかく信託報酬が安いファンドを選択するようにしましょう。
結論:証券会社はネット証券一択です!!
【リスクヘッジしないの?】何で米国株式のみ買ったのか
書籍でもYouTubeでも、色んな見解が出ていて正直何が一番いいのかよく分かりませんでした。
それではなぜ初心者の私がつみたてNISAもジュニアNISAも「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にしたのか。
理由は以下の3つです。
✅eMAXIS Slimシリーズの信託報酬が最安値だったから
✅アメリカが暴落すれば、結局世界中で暴落するから
✅アメリカの経済が鈍化したとしても3番手以下にいきなりなることはないから
信託報酬が最安値なのは前回の反省を生かしたからです。
米国一本にした理由は、現在世の中はアメリカのドルを中心に回っている訳で…。
アメリカに暴落が起きれば、結局世界中にそれが波及してしまう。
だとするならば、どこに投資するかはリスクヘッジにならないと考えました。
例えばオールカントリー(全世界株)や新興国株といったものですね。
いつかアメリカが経済1位から陥落する日がくるかもしれません。
ですが、それまではアメリカが1位な訳で、それまではその恩恵を受けておきましょうと。
アメリカを追い抜く国が出たとするならば、その時にそこへ投資すればいい、と判断しました。
アメリカがいきなり3番手以下になることは考えにくいので、仮に陥落したとしてもそれまでの間に十分なリターンは得ているはずですから。
もう少し種銭が大きくなれば債権に比重を置いたファンドだったり、そもそも投資コンセプトの全く違うところへ投資することでリスクヘッジをします。
どこへ、ではなく、何に、で判断した感じでしょうか。
種銭の少ない私は、しばらく安全資産の預金とインデックス投資で資産形成をしようと思っています。
ジュニアNISAの懸念点
先ほど、15年以上の運用をしていれば元本割れのリスクが概ねなさそうと記載しました。
ジュニアNISAは19歳までしか非課税運用出来ません。
(※ロールオーバーすれば最長5年迄は非課税運用)
かいくんは11歳。もーちゃんは9歳。
15年投資出来ないじゃないか!!
つまり、我が家の場合ジュニアNISAについてはその元本が大丈夫と言われる15年以上の長期投資が出来ないということを意味しています。
じゃぁ何でやったのか。
理由は結構シンプルです。
子どもたちを私のような金融リテラシーのない子にしたくなかった。
それだけです。
例え元本割れを起こしたとしても、その口座を通して子どもたちに適正なリスクの取り方を勉強させられると思えば安いもんです。
現在、我が家の子どもたちはまだお小遣い制ではありません。
でも長男も長女もお小遣い欲しい!僕も(私も)働く!働いてお金稼ぐ!と口にしています。
お金はただ毎月自動的に渡すお小遣いにはしないつもりです。
風呂掃除したらいくら、茶碗洗いしたらいくら、掃き掃除したらいくら、のように労働に見合った給料を渡そうかなと考えています。
本業は勉強なので、その分野で何かしら結果を出したら特別ボーナスいくら、もありかもしれません。
子どもたちには魚(お金)を与えるのではなく、魚の釣り方(お金の稼ぎ方)を伝えたい!
いずれにせよ何かしらの労働で得たその給料をどうするか子どもに考えさせたい。
投資すかしないかは子どもの自由。
預金するも子どもの自由。
浪費していつも「金がないー」と叫ぶのも自由。
お金を稼いでどうするのかを勉強するためのツールにジュニアNISAを使おうと考えた訳です。
それが時間がないのを承知しながら口座開設に踏み切った理由です。
仮に元本割れをしてしまっても、金融リテラシーを勉強する勉強代だと思えば安い物です。
最後に…
まだまだ経験の浅い私ですが、もっと早く投資をやっておけばよかったと思っています。
何事もそうですが、自分が理解するまでは大きく賭けに出るようなことはしません。
引き続き勉強しながら、いつか理解・納得出来た時に多少大きなリスクをとって経験してみたいとは思います。
※銘柄等々事実や私の私見をを記載しておりますが、資産運用はあくまで自己責任でお願いします。
余談ですが…
部下や同僚の話を聞いていると、夫婦で見解が違っていて投資が出来ない、とか、夫婦別財布だから旦那(妻)の懐事情は分からない、とか聞きました。
我が家は私の方針に妻も賛同してくれたおかげで、揉めることなく資産運用が出来ます。
私を信じていつも付いてきてくれてありがとう。
このまま老後2,000万円問題×2名分、本業プラスαで何とか出来るよう頑張るぜぃ!
今日も一日ありがとう。
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