投資って損しちゃうんじゃないの?
何となく株にはそんなイメージがついて回ります。
正直なところ、私も株に関しては全幅の信頼を置いている訳ではありません。
でも最近は現金として持っていることのリスクは痛感してきました…。
今では株に対する不安より、現金を持っていることの不安の方が大きくなってきた、といったところでしょうか。
株式運用初心者である私の実績公開が、何かの参考になれば幸いです。
現金を持つことのリスク
私は貯金の方が好きなのに…
最近、岸田政権になり増税に関する話題がちらほら耳に入り始めています。
端的に言うと、給料はほとんど昇給しないのに支出だけが増えるということを意味しています。
要は、ほとんどの人にとって昇給より増税の方が大きいよって話。
ホント日本って国は、しれっと増税しますよね…。
10万円バラ撒きで注意を逸らしておいて、あまり世間が興味を強く持っていないところをしれっと。
銀行の金利はたかが知れています。
楽天銀行で0.1%、オススメのあおぞら銀行のバンク支店でもせいぜい0.2%の金利にしかなりません。
要は、昇給や預金による利回りでは足りないってこと。
だから株式運用をしないと老後2,000万円問題どころか現状維持もままならないってこと。
以上を踏まえて、株式運用状況をどうぞ。
つみたてNISAの実績
それでは早速結論の実績は以下になります。
名義 | 口座 | ファンド名 | 投資額 | 時価評価額 | 評価損益 |
ナー | つみたてNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 287,500円 | 292,969円 | 5,469円 |
まーちゃん | つみたてNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 250,000円 | 251,129円 | 1,129円 |
かいくん | ジュニアNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス) | 550,000円 250,000円 | 558,540円 239,972円 | 8,540円 -10,028円 |
もーちゃん | ジュニアNISA | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス) | 550,000円 250,000円 | 558,540円 239,972円 | 8,540円 -10,028円 |
銘柄は前回と少し変わって、最近話題のレバナスを購入してみました。
詳細は後ほど後述します。
番外編として企業DC(iDeCoの企業版)の実績は以下になります。
名義 | 口座 | ファンド名 | 投資額 | 時価評価額 | 評価損益 |
ナー | 企業DC | 外国株式インデックス年金ファンド | 1,003,933円 | 1,067,664円 | 63,731円 |
今までは企業DCも定期預金型と呼ばれる元本保証のものにしていました。
少し前から外国株式への投資型にしてみたところ、中々の運用実績をあげてくれています。
11月後半から12月にかけてそれなりに下落したよ。
11月中旬までは凄くプラスになっていたんだけど…。
実は、つみたてNISAはまだ始めたばかり。
私名義は9月8日に初投資で4ヶ月経過。
まーちゃんと子ども2人は10月8日に初投資で2ヶ月未満です。
私の企業DCは少し早めで6ヶ月位の運用実績になります。
ついこの間まで、定期預金とか定期積金で貯めてたんだけど…
金利はわずか0.002%だったから、凄い違いでビックリ!
当然、投資なので元本割れのリスクは伴います。
色々迷いましたが、自分なりに勉強した結果15年以上運用すると決めてインデックス投資をしている限りは、概ね大丈夫そうです。
前回の実績報告から投資額が一気に増えています。
理由の1つは11月の運用報告をサボッてしまったから。
もう1つは、期間途中でのNISA口座開設だったので初年度のみ上限金額をフル投資出来るよう設定しているからです。
来年以降はあくまで固定費で浮いたお金分しか投資しないつもりです。(今は)
慣れて、イケる!と確信したら額を増やしていくつもりです。
いくら固定費が浮いたのか、何をどうしたのかはこのブログを参考にしてみてね。
そもそもつみたてNISAって?
つみたてNISAについての詳細や始めようと思った経緯等は以下もご参照ください。
つみたてNISAとは2018年1月からスタートした少額から出来る長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度のことを言います。
老後資金等の資産形成向きの制度です。
個人的には「税制優遇しといてやるから自分の老後位自分たちで何とかしてよ」という国からのメッセージだと理解しています。
ジュニアNISAとはつみたてNISAより少し早めの2016年1月からスタートしました。
「未成年者少額投資非課税制度」と言います。
これは何を目的にしていたのでしょうか…?
恐らく私以外にもそう思った人が多かったせいか、不人気過ぎて既に制度の終了が決まっています。
比較するとこんな感じになります。
積立に特化した非課税制度 つみたてNISA | 子どものためのお金を非課税で運用 ジュニアNISA | |
対象年齢 | 20歳以上 | 0歳~19歳 |
最大期間 | 20年 | 5年 |
ロールオーバー(※1) | 不可 | 可 |
非課税枠(年間投資可能額) | 40万円 | 80万円 |
非課税枠(総額) | 800万円 | 400万円 |
投資対象 | 定期的な支払(自動) | 制限なし(手動) |
運用終了期間 | ~37年12月迄 | ~23年12月迄 |
最後の運用が終了する日 | ~56年12月迄 | ~27年12月迄 |
その他 | 楽天証券やSBI証券であれば クレジットカード支払いが出 来て、ポイントももらえる。 口座開設初年度のみ開設時か ら年度末迄の間で40万円に なる金額まで追加投資出来る | 出金が18歳まで制限される。 一部現金化することは出来ない。 18歳前に引き出したら非課税でなくなる。 クレカ支払いは出来ない。 |
5年間の非課税期間が満了したあとでも、NISA非課税投資枠で保有している金融商品を翌年のNISA非課税投資枠へ移すことで、再度5年間非課税で運用すること。
このような、翌年のNISA非課税投資枠へ移す手続きを「ロールオーバー」と呼びます。
初心者はざっくりこれ位覚えておけばOKだと思います。
一番のポイントは、NISA口座開設初年度のみ開設時から年度末迄の間で満額(40万円)になる金額まで追加投資出来る点。
翌年からは40万円を12ヶ月支払いなので、最大で一ヶ月33,333円迄しか積み立てることが出来ません。
私は、せっかくの非課税枠だからどうせなら使い切りたい!と考え、追加で増額投資枠に充当しました。
【運用益を最大化する】オススメの証券会社
多くの証券会社がある中、初心者が選択するとしたら以下の2択だと思います。
✅楽天証券:楽天経済圏ならこれ一択
✅SBI証券:安定の口座数№1、Vポイントも貯まる
私は楽天証券にしましたが、理由は楽天経済圏への移行を同時に行っていたからです。
楽天カードからの支払いをすると、それだけで1%楽天ポイントが還元される。
つまり、いきなり運用益1%プラスされているのと一緒ってこと。
これってよく考えると中々凄くないですか?
利回り5%とか7%とか言ってる世界で、クレカ支払いにするだけで1%運用益出るのと一緒って。
こんなメリットがあるのに利用しない手はありません。
他に他の証券会社より優れていると思ったのは以下の条件が段違いだったからです。
✅投資信託の商品数が多い
✅コスト最安値の商品バリエーションが豊富
✅積立設定にメリットがある
⇒特にSBI証券はETFの自動買付がある唯一の証券会社
✅最低購入金額が低い
ちなみに、私は以前お付き合いで銀行での投資信託をしていました。
結果はまぁ予想つくとは思いますが、大赤字で目も当てられない状態でした。
そんな過去の実績があっただけに、投資信託に対してとても懐疑的だった訳です。
ウェブレン効果(高価なモノほど価値があるという錯覚)もあって、当時は信託報酬が高い物を選んだような記憶があります。
これだけ高価な信託報酬を支払うんだから、しっかり運用してくれるはずだ!と。
はい。
もうアホウの考えですね。
典型的なカモネギ状態だったと思います…
投資の世界では優秀なファンド程信託報酬が安い。
そんなちょっと調べれば分かることすら調べもせず、場当たり的に大金ぶっ込んでた訳です。
投資初心者はとにかく信託報酬が安いファンドを選択するようにしましょう。
結論:証券会社はネット証券一択です!!
何でS&Pだけじゃなくレバナスを買ったのか
レバナスとはレバレッジをかけたNASDAQ100に連動した投資信託のことです。
- レバレッジとは…
てこの原理のこと。株式では少ない投資額で大きなリターンを狙う投資手法のこと。
その分リスクも大きい。 - NASDAQ100とは…
米国のNASDAQ市場に上場している約3,000銘柄のうち、時価総額大きい100社で構成される株価指数のこと。
なぜ初心者の私が今まで投資していた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の他に楽天レバナスへ投資したのか。
基本的な理由はS&P500に投資した以下とそれほど変わりません。
✅アメリカが暴落すれば、結局世界中で暴落するから
✅アメリカの経済が鈍化したとしても3番手以下にいきなりなることはないから
✅S&P500構成銘柄とNASDAQ100の構成銘柄はほぼ変わらないから
✅これからも世界のハイテク化が進むと思っているから
✅リスクは高いが、あくまでインデックス投資であり個別株よりリスクがないこと
まず米国を中心としている理由は、現在世の中はアメリカのドルを中心に回っている訳で…。
アメリカに暴落が起きれば、結局世界中にそれが波及してしまう。
だとするならば、どこに投資するかはリスクヘッジにならないと考えました。
例えばオールカントリー(全世界株)や新興国株といったものですね。
いつかアメリカが経済1位から陥落する日がくるかもしれません。
ですが、それまではアメリカが1位な訳で、それまではその恩恵を受けておきましょうと。
アメリカを追い抜く国が出たとするならば、その時にそこへ投資すればいい、と判断しました。
アメリカがいきなり3番手以下になることは考えにくいので、仮に陥落したとしてもそれまでの間に十分なリターンは得ているはずですから。
どこへ、ではなく、何に、で判断した感じでしょうか。
以上が基本的な考え方になります。
そして、レバナスにした理由は種銭が小さいうちだからこそリスクがとれるからです。
投資の世界は資本力が物を言う世界です。
同じ10%の利回りなら、10万円と1億円では得られる利益がまるで違ってきます。
残念ですが、これは紛れもない真実です。
一方、リスクも同じことが言えます。
同じ30%の下落だった場合、10万円と1億円ではまるで違ってきます。
ただ、こちらは有利に働くと思っています。
端的に言うと、狼狽する確率が低いということです。
種銭の少ない私は、少額のうちはある程度のリスクをとって資産運用をし、資産が大きくなってきたらS&P500への割合を徐々に増やしていこうと思います。
当然、種銭が少ないうちにその多くをレバナスにぶっ込んでいれば狼狽するかもしれません。
ですが私は生活防衛資金を別に確保している状況なので、仮に100%下落したとしても問題ないレベルしかレバナスには投資しません。
ベースはS&P500に連動した安定的な資産形成をしておきながら、2~3割の範囲で冒険をする感じです。
ジュニアNISAの懸念点
先ほど、15年以上の運用をしていれば元本割れのリスクが概ねなさそうと記載しました。
ジュニアNISAは19歳までしか非課税運用出来ません。
(※ロールオーバーすれば最長5年迄は非課税運用)
かいくんは11歳。もーちゃんは9歳。
15年投資出来ないじゃないか!!
つまり、我が家の場合ジュニアNISAについてはその元本が大丈夫と言われる15年以上の長期投資が出来ないということを意味しています。
じゃぁ何でやったのか。
理由は結構シンプルです。
子どもたちを私のような金融リテラシーのない子にしたくなかった。
それだけです。
例え元本割れを起こしたとしても、その口座を通して子どもたちに適正なリスクの取り方を勉強させられると思えば安いもんです。
現在、我が家の子どもたちはお小遣い制について協議中です。
ぼくは報酬型でお小遣いが欲しい!
私は定額制でのお小遣いがいい!
今はまだお金の渡し方は決まっていませんが、渡したなりに資産運用して欲しいなと思っています。
子どもたちには魚(お金)を与えるのではなく、魚の釣り方(お金の稼ぎ方)を伝えたい!
いずれにせよ何かしらの労働で得たその給料をどうするか子どもに考えさせたい。
投資するかしないかは子どもの自由。
預金するも子どもの自由。
浪費していつも「金がないー」と叫ぶのも自由。
お金を稼いでどうするのかを勉強するためのツールにジュニアNISAを使おうと考えた訳です。
それが時間がないのを承知しながら口座開設に踏み切った理由です。
仮に元本割れをしてしまっても、金融リテラシーを勉強する勉強代だと思えば安い物です。
最後に…
まだまだ経験の浅い私ですが、もっと早く投資をやっておけばよかったと思っています。
何事もそうですが、自分が理解するまでは大きく賭けに出るようなことはしません。
引き続き勉強しながら、いつか理解・納得出来た時に多少大きなリスクをとって経験してみたいとは思います。
※銘柄等々事実や私の私見をを記載しておりますが、資産運用はあくまで自己責任でお願いします。
余談ですが…
部下や同僚の話を聞いていると、夫婦で見解が違っていて投資が出来ない、とか、夫婦別財布だから旦那(妻)の懐事情は分からない、とか聞きました。
我が家は私の方針に妻も賛同してくれたおかげで、揉めることなく資産運用が出来ます。
私を信じていつも付いてきてくれてありがとう。
このまま老後2,000万円問題×2名分、本業プラスαで何とか出来るよう頑張るぜぃ!
今日も一日ありがとう。
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