老後2,000万円問題が囁かれている中、みなさんは準備出来てますか?
我が家は基本的に私の収入の1馬力で家計を支えているということもあり、2,000万円×2名分問題は真剣に考えないといけない喫緊の課題。
給料の昇給に頼っていては間違いなく辿り着かない目標額です。
かと言って、大黒柱として妻に老後の不安を抱えたまま日々を過ごさせたくない。
そんな状況の中、つみたてNISAという存在を知り試すことにしました。
私も以前投資信託で痛い想いをしています。
そんな私がつみたてNISAを始めた理由なんかを紹介していきたいと思います。
そもそもつみたてNISAって何?
そもそもつみたてNISAって、何となく見聞きするんだけど正直よく分からない。
私も最近ちょっと勉強した程度だから、そこまで詳しい説明が出来ません。
しかし、私のような素人には、玄人がこだわるような知識はむしろ知っても意味が分からないのかなーと。
お恥ずかしながら、私なりにざっくり噛み砕いてご紹介を。
概要 | 国が推進している投資に関する制度です。 特に長期の積立・分散投資を支援しています。 ここ最近よく見聞きする老後の年金問題の1つ方策?(老後2,000万円問題) |
利用出来る人 | 日本にお住まいの20歳以上の方(口座を開設する年の1月1日現在) ただし、似た名前の一般NISAとはどちらか一方の選択制 |
非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 ⇒通常口座だと20.315%もかかる |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円が上限 非課税投資枠は20年間で最大800万円 |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2042年開始分まで ⇒元々は2018年~2037年迄だったようですが、延長されたようです。 |
投資方法 | 積立方式 |
対象商品 | 国が定めた基準を満たした投資信託 〇以下の要件を全て満たすもの ・販売手数料はゼロ(ノーロード) ・信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定 ・顧客一人一人に対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること ・信託契約期間が無期限または20年以上であること ・分配頻度が毎月でないこと ・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと |
その他 | 金融機関の変更は年に1回可能です。 私は今考えていませんが、一般NISAへの変更も年に1回は変更可能。 ※ただし、一度でもつみたてNISAへの払い込みがあると、その年は変更不可。 毎年40万が上限であり、ある年を20万にしたから翌年60万、というやりくりは出来ない。 |
重要だと思われるとこを朱記しました。
私自身も多少はざっくりしている部分はあるんですが、国が進める税制優遇された投資信託、という程度の理解でとりあえずいいのかな?と思います。
投資素人の私から見ても譲渡益が全額非課税っていうのは凄いな…と。
その他にも販売手数料が0円というのは破格だと思います!
以上の状況を踏まえ、私はこの制度を国からのこんなメッセージだと理解しています。
年金制度が崩壊することはないと思うけど、だからと言って今のままって難しいじゃん?
みんなそれ位分かってるでしょ?
国が徹底的に優遇してやるから、みんなでこれやってよ。
自分の老後のことなんだから、ある程度は自己責任でよろしく!
あくまで私見ですが、外れていないと思います
投資信託…それって大丈夫なの?
制度については何となくわかったものの、やはり最初は投資信託に不信感しかありませんでした。
そもそも、制度が導入された時も自分の資産形成のために内容は確認していたのです。
ただ、さっくり見た瞬間「投資信託か…ダメダメ」と内容を細かく見ないうちに情報取得をやめてしまってました。
理由は簡単。
昔、銀行とのお付き合いの中で始めた投資信託で、結構大きな損失を経験していました。
その経験則から、投資はやるものではない!という確信に似た信念を強く持っていたからです。
しかし最近、私のそういった固定観念を木端微塵に打ち砕いてくれた書籍に出会いました。
私のブログでしつこい位お勧めしているのですが、ホントにお勧めなのです。
最初は表紙裏にある「人生で一番若い日」という私の座右の銘と一緒だ!程度の共感で購入した書籍。
読んでみると目から鱗の連続!
夫婦で読んだんだけど、お互い真剣にお金について考えることとなりました!
本を読んで、とりあえず出来る簡単なものからサクッと経費削減しただけで年間35万弱の経費が削減されました。↓
仕事柄私もそれなりに書籍を読んでいる方だとは思いますが、そんな中でも私の人生を変えた書籍のトップ3には入っていると思います。
※元々金融系というかお金に無頓着でそういった本を読んだことがなかったのもあります…。
そんな金融リテラシーが最底辺にいた私。
本を読み、投資関係の動画も視聴し、1つ勉強になりました。
投資という世界において、15年以上のインデックス投資を続けた場合、どの期間で切ってもプラスになっているという事実。
投資初心者は何に投資したらいいの?
投資という話は何となく理解はしたし、思っていたよりも有効な資産形成の手法だということを理解しました。
私が以前銀行の付き合いで始めた投資信託がうまくいかなかった要因は主に以下の3つ。
・インデックス投資というもの自体を理解していなかった
・信託報酬が高かった
・販売手数料もかかっていた
インデックス投資というのは特定の指数と連動した値動きを目指す投資方法のことです。
特定の指数っていうとよく分からん!ってなると思いますが、よくニュースとかで耳にする「日経平均」とか「TOPIX」とかです。
私の場合、そもそもそういうのもよく考えず銀行員が進めるものを言われるがままに買っていたのが悪かったのです。
よく調べてみたら、信託報酬が高額だったり購入費用が別途かかっていた訳で…
そりゃ当時の私は大損になるわ…
先日ドル建ての個人年金を解約しましたが、そちらも基本的には同じ状況でした。
インデックス投資とは極端な話、ずーーーっと放置するイメージの投資になります。
一気に大量に買うのではなく、細かく買い続けることで暴落のリスクを回避することが出来ます。
※仮に暴落した場合、株価が下がっているということ。
つまりそのタイミングではいっぱい株を買い増し出来るということ。
株価が上がった時にはその買い増しした分の利益が出る仕組みです。
これをドルコスト平均法って言います。
要はかかってくる手数料の安さイコール正義!
必要経費が安いということは、そのまま利益に直結するということ!
ちょっと考えれば分かることですよね…。
5%位の運用実績を目標にする投資信託において、1%~3%の信託報酬を払っていたら、利益なんか出る訳ないじゃないですか…。
私が無知のまま行っていた行為は、単純に銀行のカモにされていただけでした…。
バブル的発想の私は、報酬が高い=いいサービスと思い込んでいた部分があります。
投資の世界では全く逆で、いいファンド=信託報酬が安いようです。
投資と言えば投資の神様ウォーレン・バフェットさんでしょう!ということで、読んだバフェット氏の本の中にその言葉はありました。
私が死んだら資産の1割を国内の短期国債に、残りを超低コストのS&P500に連動したインデックスファンドに投資をするといい。
※妻への遺言より
S&P500って何??
基本的に頭の悪い私はこういう横文字出てくると頭がフリーズします。
何だよ、日本語話せよ、と。
横文字出ても大丈夫!
横文字苦手な私でも理解出来たので安心して!
頭の悪い私なりにご説明いたします。
S&Pとはアメリカの格付け会社のことです。
「S&P Global Ratings」の略称で、旧社名の「Standard & Poor’s」から、「スタンダード・アンド・プアーズ」とも呼ばれます。
S&P500とは上記格付け会社が代表的な500社を選んで、その銘柄の株価をもとに算出される時価総額加重平均型株価指数のことです。
よく分からない?
まぁアレです。
アメリカの凄い会社が選んだ凄い目安ってことです。笑
他にも色々あるんですが、私が調べた限りこの指標が一番ベターというかリスクが少ないと思います。
投資初心者が投資信託買ってみた!
バフェット氏の遺言についても色々調べたのですが、妄信してはダメそうです。
何故かと言えば、ここは日本。
バフェット氏が住んでいる場所とは違いました。
つまり、バフェット氏が気にしなくてもいい為替リスクがあるのです。
ここから先は完全に各自の自己責任かな?とは思います。
それを踏まえた上で、投資初心者はまずこのS&P500に連動した超絶低コストのインデックス投資を軸に資産形成を行うといいのかな?と今は考えています。
最近楽天経済圏に移行した私は、楽天証券に口座を開設し、楽天証券内にあるインデックスファンドの中から選択しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬が一番安かったことと、私が生きている間にアメリカが経済の主導権を握れなくなる確率は低いだろうという目算が決め手になりました。
対抗で楽天VTIというのもあったのですが…
「楽天」主張が強過ぎて何かちょっと…笑
投資に関しては老後2,000万円問題解決の主軸として、今後も真剣に勉強していこうと思います。
投資について思うこと
投資の勉強をして気付いたことは、全くのリスクをとらないということは全くリターンもないということ。
銀行の預金金利なんかがいい例だと思います。
通帳見てみましたが、我が家の定期預金金利0.002%でした。
どれだけ0が並んでるんだよ!!って位利息が付きません。
一方、経済はどんどん成長し、色んな物価は高くなっている。
でも給料は物価の上昇に連動して高額にはならないという現実。
例えば…
私が新入社員の頃は車は軽であれば100万ちょっとだったと思いますが、今は150万位はします。
ガソリンもレギュラーは昔110円台とかだったと思いますが、今は150円位です。
携帯だって、昔はほぼ無料でしたし2万円の携帯電話なんか高い方って認識でしたが、今はiPhoneなんて10万近くします。
これらを給料の増額だけで賄うのは正直厳しいと思います。
少なくても私の状況じゃぁちょっと無理ゲーでした。
確かに日用品とかは以前より安くなっているようなものもありますが、上述した1発1発のデカい出費がそれら全てを消し飛ばしてしまう。
ということは、やはり何かを変えなければ「今の生活」を守ることさえままならなくなるということ。
そして変えるということはいつだってリスクをはらんでいるということ。
これって、仕事で私が部下に言っていることだとふと気付かされました。
自分が何も変わらない(成長しない)ということは、周りが成長している分相対的には悪くなっているということ。
立ち直れなくなる位のリスクをとってはいけませんが、かすり傷程度で済むリスクならとりにいかないと自分も成長しない。
今はお金に関してもそう思うようになりました。
最後に…
資産形成についての状況は今後も継続的に公開していこうと思います。
私のように老後資金問題を抱えている家庭の、何かの参考になれば嬉しいです。
また、自分のつみたてNISAをしてみて1つ考えたことがあります。
子どもと一緒にジュニアNISAをしようかなと。
制度が2023年で終了するようですが、子どもにお金の勉強をさせるためにやってみようかな?と考えています。
もちろんジュニアNISAも非課税。
2023年以降は追加で買い増しすることは出来ません。
また、今11歳と9歳なので、成人になるまでの期間が短いという懸念もあります。
ですが、多少損失が出ても子どもの塾代だと思えば安いかな?と。
魚を渡すのではなく、魚の釣り方を子どもには教えてあげたい。
その勉強代だと思えば決して高くないリスクかな?と考えています。
こういった話に反対せず、いつも積極的に考えてくれるまーちゃん。
基本的には性格も趣味も考え方も何もかもが合わない2人。
でも何か重要なことを決める時に意見が相違した記憶がほとんどない。
合わせてくれているだけなのかもしれないけど、人生の分岐点を2人で決めていけるっていうのは凄くいいことだと思う。
何か起きても2人の責任と受け止められるし。
これからもよろしくね。
いつもありがとう。
コメント