子育ては大変だし、疲れる。だけど…

日記
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自分の居場所はここなんだ。
やっぱり家族との時間が何より大切なんだなって感じる。


どうも。
ナーです。


本日は近所に住む妻の実家へ、妻が子どもを連れてお泊り会へ行きました。
仕事も疲れてるだろうし、一人でゆっくり休んだら?だそうです。

仕事を終えて家に帰ると暗い部屋。
毎日毎日うるさいと思ってたはずの我が家は、私が望みに望んだ無音の空間。
読みたくて買ったまま積んであった本を読むにはうってつけの時間。


そのはずなのに。


ただただ、家族に会いたいな…。

そう気付かされただけだった。

かつての私

私は音が嫌いだった。
賑やかな家族が嫌いだった。

私は私。
干渉されるのも嫌いだった。


嫌なら出て行けばいい。
別に無理してここにいる必要はない。


父親が何かある度口にするこの言葉が死ぬ程嫌いだった。


だから私は若い時からガムシャラに働いた。
出て行くために。

自分が本当に居心地がいいと思える居場所を見付けるために。


10代からとにかく働き続けた。

休みなんかまともにとったこともない。

早く自分の居場所を見付けたかった。


でも本当のキッカケは、「自動販売機」で「コーラ」が買いたかった。

それだった気もする。

私が子どもの頃は麦茶か牛乳。
ジュースなんか飲ませてもらえなかったし、小遣いももらえなかった。
お年玉も友人たちは何万円ももらっているのに、私は1,000円。


だから友人が目の前で飲むコーラが本当に羨ましかったし、自分のお金のなさが屈辱だった。


ワーカホリックになって

とにかく隙間時間を埋めるように仕事を入れて働いた。

そのお陰もあって、色んな経験をさせてもらった。

夜の街で働いたこともある。

入社した会社が倒産し、破産整理手続きを経験した。

今の会社ではIPOも経験した。


稼ぐ力にその持ってる時間を全振りした結果、それなりの立場と収入を手に入れた。


自分が描いていた、なりたかった自分。


時計、スーツ、靴。
高級ブランドに身を包み。

小物もコジャレた革製品。
部屋も黒に統一されたオシャレな部屋に住み。

車にバイクに欲しいものは手に入れた。



毎日が本当に充実していた。


そんな私は今

長く伸ばしてセットしていた髪も、今ではすぐ乾くことを一番に考え短く切ってる。

服装もとにかく着やすいもの、汚れてもいいもの、そういうものを中心に選ぶようになった。

靴は両手が塞がっていても履きやすく、脱ぎやすく、歩きやすい紐のないスニーカーかスリッポン。

鞄はとにかく子どもの荷物が多く入る大きいものか、両手が空くリュックサック。

音が嫌いだったはずなのに、子どもが好きだろうと思う曲を探しては流してみる。

読書が好きで、時間があればとにかく読んでいた。
その本のジャンルがいつしか子育てに関するもの、料理や収納、妻のことを助けられるものは他にないのか、という目線で選ぶようになった。
仕事から帰った時、自分の机の上に置いてある子どもからの手紙を何より熟読した。

休みの日はどこへ連れて行こう。
子ども達にどんな経験をさせてあげようか。

考えることはそんなことばかり。


でも、妻のようにはやっぱり出来なくて。

家中を走り回る子どもの足音や子どもの叫び声、それに反応して大声を出す妻の声。
仕方ないことだと分かっていてもついつい大きな声を出してしまう。

うまくいかないのは自分がずっとお父さん1歳になった後も、お父さんとして成長することを放棄していたからのくせに。
うまくいかない現実を受け止めきれずに、ふとした瞬間に感情を爆発させてしまう。


毎夜毎夜反省しながら布団に入る。
そして眠っている子どもや妻を抱き締めたり頭を撫でながら「ごめんね…」「大事大事…」と話しかけて反省する日々。

自分の居場所

毎日毎日やることが多過ぎて。

考えている時間がない位日々が目の前を通り過ぎていく。

あれ?
なりたかった自分とは全然違うのに。


心の底から笑っている自分がいる。



あんなに嫌いだった音のある世界。

1人になりたいのにうざい位まとわりついてくる子どもたち。

感情を表現する人が嫌いだったのに、感情をドストレートにぶつけてくる妻。


何もかもが理想の世界と違っているのに。


心の底から楽しんでる自分がいる。


私はそれに気付くのが遅かった。

気付いたら子どもが大きくなっていた。


ねぇ?

いつ歩いたの?


ねぇ?

オムツはいつ卒業したの?
一発で卒業出来た?
それとも苦戦した??


ねぇ?

離乳食は好き嫌いしなかった?
ママを困らせたりしなかった?


あれ?

いつの間に歯が生え変わったの?
乳歯はあと何本?



私は大切なことを忘れてしまっていることに気付いた。

子どもの小さな頃の想い出は、妻が送ってくれた動画だけ。


だから私はやり直す。

後悔したって過去は戻らないから。


やっと見付けた私の居場所。


感謝しても感謝しても感謝してもしきれない。



お前ってそんな顔して笑うんだな。



親にも見せたことがない笑顔が出来るようになった場所。

もし仮に人生をやり直せるとしても。


私はきっと妻を探して結婚し、怪獣のようなかいくんと、ちょっとおませなもーちゃんをこの世に迎え入れようとするだろう。


過ぎた時間を取り戻すことは出来ないけど。

気付いた今からやり直すことは出来る。

最後に…

全然ダメな夫で、全然ダメなお父さんだけど。

同じ過ちをしないように、毎日を一生懸命頑張るよ。

あなたと結婚して幸せだったと死ぬ時に言ってもらえるように。
お父さんの子どもでよかったと死ぬ時に言ってもらえるように。


ゆっくり休んでね、という妻の気遣いに甘えてさっさと寝ればいいのに。

とめどなく家族への感謝で溢れた日となりました。


アメトーークで雨上がり決死隊の解散報告を見ちゃったからかな。



本当にありがとう。

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