ねー、ナー?
僕もお小遣い欲しい!
ついにやってきました…。
いずれくると思っていたお小遣いの話。
諸事情もあり、お小遣いを渡そうと考えていたところではありました。
各家庭それぞれお小遣いに関する考え方があろうかと思いますが、どうのようにしていますか?
我が家は3種類で検討していました。
1.毎月勝手に支給される定額制
2.仕事に対して支給される報酬制
3.1と2を合わせたハイブリッド制
今回、我が家がお小遣いについてどのように検討しているのかご紹介したいと思います。
同じように検討している、または今のやり方でいいのか悩んでいるパパさん、ママさんの参考になれば幸いです。
諸事情…それは子どもがお金を盗み出した
我が家がお小遣いを検討した理由。
恥ずかしながら…
我が家に泥棒が出てしまったからです…
かいくんは、小さい頃から何かあると人の物を隠すクセがありました。
私のピアスや指輪、ネックレスをよく隠されてたわ
幸い店の物を盗んだりはしていないものの、いつ店の物に手を出すのか、現金に手を出すのか不安でした。
とはいえ、小さい頃から散々盗みだけは絶対に許さないという話をしてきていたので、少し甘く見ていたのかもしれません。
先日、かいくんがとうとう現金に手を出してしまいました。
案の定お金の管理をしっかりしているまーちゃんにより、かいくんはすぐにお縄となりました。
相当ガッツリ叱ったのですが…
何かムシャクシャすると相手が嫌がることしたくなっちゃう
とのことです。
私にこっぴどく叱られたかいくんは、しばらくすると今度は家にあるお菓子やペットボトルの飲み物を盗むように。
どうしたらいいんだろう…。
散々叱ったけど改善の傾向は見られないし…。
もしかしたらお金が必要なのかな?
そんな風に考えていたところでした。
以前、友だちがフォートナイトというゲームで課金しているのを羨ましいと何度も口にしていました。
友だちの中で僕がぶっちぎりの貧乏とも口にしていました。
※私が実両親と仲が悪いこともあり、実家に子どもを連れて帰りません。
結果的にお年玉やお小遣いを子どもたちはもらえず、周りより貧乏という理由も…。
叱ってばかりも子どもは育たないし。
そうだ!
盗ませずに与え、使い方を教えることにしよう!
そんなことからお小遣いについて色々検討した訳です。
子どものお小遣い相場はいくら?
そもそも子どものお小遣いって、相場はいくらなの?
まずは相場観がなければ始まらない、ということで色々情報収集してみました。
最新の資料は見付けられませんでしたが、金融広報中央委員会というところがお小遣いについて調査結果がまとめられていました。
他にも児童・生徒のお金(お小遣い・お年玉・携帯電話・インターネットなど)に関する意識や金融経済に関する基本的な知識などを無記名のアンケート方式により実施していると記載されています。
公の機関が取り扱っているデータのようなので、こちらを参考にしました。
金額が思ったより少ないような気がします。
2015年度のデータだからでしょうか…。
感覚値としては2,000円前後かと…
頻度も7割以上はもらっているような…
これは…
鵜呑みにするのはやめた方がいいかもしれません。
金額は改めて検討するとして、次からは支給方法を検討していきます。
定額制のお小遣いについて
一般的には毎月決まった金額が渡される定額制が筆頭と推測します。
私はこの定額制方式でした!
定額制のお小遣いとは、月に一度決まった金額を渡すというものです。
定額制の最大のメリットはお小遣いのやりくりをする練習が出来るという点。
お金が足りない時は買えないし、欲しいものが高額な時は貯金もしなければいけない。
私はこの時にもらったお小遣いの1割以上を貯金するくせがついたよ。
それは今でも続いているから、定額制がオススメ!
最低限の手伝いや勉強(?)と結び付ければ、サラリーマンの給料とほぼ同じ性質となります。
最低限の仕事とそれに伴うサラリー…
小学生からそんな生活をしなければならないなんて…。
世知辛い世の中です…
一方、私はデメリットの方を強く懸念しています。
毎月一定額の支給が確保されるということは、『お金を稼ぐためにはどうしたらいいのか』という発想が育たないのではないか、という点です。
私はお金を渡すより、お金の稼ぎ方を教えたい。
常日頃からそう考えています。
ただ、まーちゃんの蓄財能力の高さには驚かされるのも事実。
私は蓄財能力ないからな…
報酬制のお小遣いについて
お手伝いの難易度や頻度、学校の成績に応じて金額を変動させる方法です。
私は一応、これでした!
一応とした理由は…。
トイレ掃除、床掃除、他いくつかあった手伝いを1ヶ月完璧にやったら500円でした。
しかし、この完璧にやるという基準も親の価値基準なので子どもながらに理不尽だと感じたことも一度や二度ではありません。
何が理由でこれじゃダメだと言われたのか理解出来ません。
結果、私の場合ほとんどお小遣いをもらうことが出来ませんでした。
報酬制最大のメリットは、労働をすることでお金を稼ぐという事実を理解させることが出来る点です。
また、金額の上限についても労働の量を増やしたり、質を上げたりすることで増額も狙えます。
仕事の基本である、交渉力も同時に鍛えられると考えています。
効率化して件数を増やすとか…
難易度を上げて単価UPを狙うとか…
お金を稼ぐ手法を考える力がないと、社会に出てから厳しいよ!
フルコミッション(完全歩合制)で営業されている方の給料と同じ考え方です。
一方、デメリットは報酬が発生しないことをするメリットがないと非協力的になること。
後は報酬発生の価値基準を合わせるのが難しいものがあること。
かいくん流最終必殺奥義…
仕事やったフリ!!
そうです。
かいくんはちょいちょいサボる。
そしてサボッたくせに、ちゃっかりドヤ顔で終わったとか言って戻ってくる。
ただ、これはあくまで親の価値観であり、子どもからしたら本当に完璧にやったつもりなのかもしれません。
報酬型にすると、このパターンがイタチごっこになり兼ねない。
私も子どもの頃、親が難癖つけて小遣いを払わないようにしていると思っていました。
また、報酬型のデメリットとして協力し合うという感性は育ちにくいかもしれません。
家にいるんだから、家事をするのは当たり前だと思う。
当たり前のことなのにお金払うのは何か変。
小さい頃から家事を普通にやってきたまーちゃん。
子どもはまず本業である勉強をする。
それが嫌なら、家事を手伝う。
それが共同生活をしている以上当たり前、という感性を強く持っています。
私は報酬型賛成派ですが、一方でテスト100点だったらいくら、は反対。
テストは100点を取ることが目的ではないからです。
分からなかったところを分かるようになることが大事なのであって、100点でなくなって全然構わない。
そんなこんなで報酬型はどうしてもその場その場で判断をする必要が出てきます。
そうすると、常に家にいるまーちゃんが理解納得していないと中々運用が難しい。
僕、ママとうまく交渉出来ないよぉ…
そうなんです…。
かいくんとまーちゃんはホントに相性が悪くて…。
都度支払い制
金融広報中央委員会というところの情報を集計している際に、都度支払い制というものがあることを知りました。
必要な時に必要な額を渡す、という方法のようです。
想像でメリット・デメリットを列記しましたが…。
そもそも必要な時に渡すって、お小遣いになるんですかね?
ただ、この都度支払い方式は子どものプレゼン能力や交渉力は育てられると思います。
問題は、子どものプレゼンや交渉を伸ばしてあげられる聞き方を親が出来るか、ですね。
それなりに多くの方と仕事でお会いしてきましたが、この人のプレゼンを伸ばす聞き方が出来る人は本当に少ないように感じます。
え?
これ、今までそんなに変わらないんじゃ…?
まーちゃんも同意見だったので、この手法は我が家では早々に不採用が確定しました。
ハイブリッド型のお小遣い制について
私とまーちゃんの折衷案です。
必要最低限度のお小遣いを定額制で渡す。
かつ、約束した実績を出したらプラスαで追加のお小遣いを支給する。
基本給+歩合制でやられている営業職の方の給与体系に近いかもしれません。
何を追加報酬にするかは都度かいくんのプレゼン次第、ということを考えています。
お小遣い制を開始するための試練
せっかくお小遣い制にするのであれば、それを通じて子どもの教育に繋げたいと考えました。
そしてかいくんに宿題を2つ出しました。
理由は3つ。
・かいくんがどんなイメージを持っているのかを知りたかった。
・かいくんのプレゼン能力を育てたかった。
・現在の相場観を改めて知っておきたかった。
結果は驚きの連続でした…。
試練1:どんなお小遣い制を考えているかを可視化する
ますはかいくんの頭を文字化させました。
ぼく…さいきょーだから…
そんな声が聞こえてきそうなかいくん案。
そもそも字が汚くて読めないし、ツッコみどころも満載ですが…
個人的には嫌いじゃありません。
そもそもかいくんのキャラで、毎月安定的に1,000円が欲しいです(はぁと)、なんて言ってきたらどうしようかと思いますし。
そんな中、今回可視化させてみて驚いたことがあります。
用紙の右上に「ハンコかサイン」と書いてあるんです。
さらに、お小遣い制になったら自分で買うもの(家計から出さなくなるもの)までちゃんと書いてありました。
細かい指示はしなかったのに、よくぞここまで…と父は目頭が熱くなりました。
かいくん…メッチャ成長してるじゃん!!
ここまで出来ているのであれば、もう少し手直しをさせてかいくんの思考整理をしていこうと思います。
試練2:友だちへのヒアリング
大人になってからも重要な情報収集能力を育てる訓練だよ
人と交渉するときには、やはり相場というものを理解しておく必要があります。
高くてもダメで、低くてもダメ、という意味ではありません。
商品を例にすれば、高くても構いません。
ただ、当然高いならそれなりの付加価値がなければ売れません。
ビジネスをする上で、相場観というのはとても重要な情報だと考えています。
そしてかいくんがヒアリングしてきた結果がこちら。
え!?
小学生で10,000円以上!?
この結果に私もまーちゃんも驚愕。
事前に調べていた相場観とあまりにも違っている。
いや、確かに1,000円ってことはないだろうと思ってはいたものの、40,000円とか冗談でしょ?と。
ヒアリングの結果を受けて、俄然かいくんの鼻息が荒くなっています…。
最後に…
現在我が家ではハイブリッド型のお小遣い制に向けて調整中です。
お小遣い制の方向性が決まったら次はもう少し細かいルール(何がお小遣いで買わなければならないのか、何が家計から買ってもらえるのか等)を決めようと思います。
最近投資も始めて、資産形成を始めた我が家。
子どもたちにはお金の使い方をしっかり学んで欲しいと強く願っています。
お小遣い制はその考え方を構築する大事なイベント。
お金というツールを通じて、子どもの金融リテラシーを育ててあげたいです。
私の希望は、もらったお小遣いの1割を貯蓄、○割をジュニアNISAに自分で投資、余った金額を浪費、かなと。
改めて育児って、ホントにやり甲斐だらけじゃん!!と感じます。
今日も一日ありがとう。
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