サイゼリヤについてどんな印象を持っていますか?
安いんだけど味はいまいち?
庶民が集まるファミレス?
恐らく多くの意見はこんな感じなのではないでしょうか。
実はそのイメージ、大きな勘違いかもしれませんよ?
なぜならこのサイゼリヤ、ミシュランの星付きシェフが大絶賛をしているのです。
しかもこの星付きシェフ、サイゼリヤにわざわざアルバイトをしに行った結果の大絶賛です。
さらにこのシェフさん。
ミシュランの星付きどころか、JAXAが主催するISS(国際宇宙ステーション)関係国来賓を招いた日本初の大規模食事会を成功させたという経歴を持つ凄い人です。
この記事では、そんなミシュランの星付きシェフでありながらサイゼリヤでバイトをしたという村山太一シェフの著書を通じてサイゼリヤの凄さをお伝えしたいと思います。
この記事を読むと「サイゼリヤ=安い」や「サイゼリヤ=味はそこそこ」というイメージが払しょくされると思います。
「高いモノ=いいモノ」や「安いモノ=悪いモノ」とは限りません。
先入観を持たず、真贋を見極められる人間になった方が幸せになれます。
結論は、サイゼリヤは本当に素晴らしいお店であるということ。
デートにサイゼリヤを選択するのは決して恥ずかしいことではないんです!
そもそも炎上しているサイゼ女子って何?
SNSで結構炎上してたみたいね…
確かに誤解され兼ねないタイトルと絵ではあるね…
サイゼ女子とは「サイゼで喜ぶ彼女」というタイトルで投稿されたTwitterの画像のことです。
個人的には、何で炎上してんの??と疑問に思った位です。
そこでちょっと調べてみました。
すると、一部の女性がこのツイートに対して怒りを顕わにしているとのこと。
要約すると、女性蔑視ということのようです。
確かにサイゼ「で」喜ぶと記載されると、批判している理由も理解出来る気はしますね。
服装については…
描き手さんの好きな服装位自由に書かせてあげてよって思うんですが…
中々難しいですね…
サイゼリアは決して安かろう悪かろうの店ではない
私も元々はサイゼリヤをただの安い店って誤解してました。
今はすごい気に入ってるよね♪
結論とすると、サイゼリヤは決してただの安かろう悪かろうの店ではありません。
その根拠の1つであり、私の愛読書の1つでもある著書がこちら。
「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法」です。
本書をざっくり説明するとこんな感じです。
サイゼリヤ凄過ぎない!?
結果的に著者のお店は、従業員一人の時間当たり生産性は3.7倍にもなったそうです。
なお、本書ではサイゼリヤの良さについて数多く記載されていますが、本質は「変化することの大切さ」や「コピーすることの重要さ」について書かれている本です。
ビジネス書としても有用な一冊だと思うので、興味を持った人はぜひ一度手に取ってみてください。
それじゃあ具体的な事例を紹介するね。
エスカルゴのオーブン焼きは日本一!
まず筆頭はやっぱりこのエスカルゴでしょう!
高級レストランなら2,000円はするそうよ!
サイゼ女子の画像にも描かれている「エスカルゴのオーブン焼き」はご存じですか?
サイゼリヤの人気メニューの1つだそうです。
そんなエスカルゴのオーブン焼きについて、著者である村山シェフはこう記しています。
『サイゼリヤの看板メニューの1つ「エスカルゴのオーブン焼き」はおそらく日本で一番おいしいエスカルゴです。』
さらにエスカルゴ自体の質も、高級レストランよりも断然上だと述べています。
さらにさらに、素材はサイゼリヤの方が上で、味もサイゼリヤの方が上だと認めていながら、高級レストランで「エスカルゴのオーブン焼き」を頼んだら2,000円位はするでしょうと。
以前本場のちゃんとしたところでエスカルゴを食べたことありますが…
サイゼリヤの方が美味しいと思います!
1つ1つが大粒で、柔らかくて、香りもよくて、本当に美味しいです。
それなのに、サイゼリヤでは値段が何と400円です。
しかも税込み。
子どものお小遣いでも買えちゃう値段だ!
サイゼリヤがそれだけ素晴らしいエスカルゴを低価格で提供出来るのは、徹底的にコスト管理をしているだけでなく、自身が生産者だからだそうです。
安いから美味しくないっていうのは思い込みなんだね♪
サイゼリヤで優秀なメニューはエスカルゴだけじゃない!
ハンバーグで使うビーフもサイゼリヤが生産しているんだって!
しかもただ生産しているのではなく、ハンバーグとミラノ風ドリアのためにオーストラリア工場迄自社で設立しています。
何でオーストラリアなの?
ミラノ風ドリアにはホワイトソースが使われているだろ?
何と、オーストラリアのミルクで安く本物のホワイトソースを作りたいがためにオーストラリアに自社工場を設立していました。
私、ミラノ風ドリア大好き!!
ちなみにイタリアのミラノにドリアはないんだ。
ドリアは横浜発祥の食べ物と言われているよ。
他にもレタスには相当こだわっているようです。
そのこだわりはレタスの種から品種改良をしてしまう程。
そして収穫にもこだわりが徹底されていて、朝収穫して4℃の温度に下げて加工されたものが各店へ搬送されています。
小エビのカクテルサラダは本当に美味しい♪
食材でもそのこだわりは遺憾なく発揮されています。
オリーブオイルやモッツァレラチーズなどは、イタリアの生産者から直接輸入することで大幅なコストカットを図っています。
ワインもイタリアのワイナリーと直接契約をしているそうです。
さらに、グラス100円程度のワインでありながら品質が劣化しないよう徹底した温度管理が出来る高価なコンテナで輸入されてくるとのこと。
それがたったの100円で飲めるって…
もう訳わかりません。
エスカルゴ同様コスパが高いものといえば、プロシュート(生ハム)もその1つに挙げられます。
パルマハム協会の審査が通った最高級品で、イタリアの現地より安い金額で提供されています。
こちらもエスカルゴ同様高級店ならやはり2,000円はすると言われている逸品です。
イタリアへ旅行へ行く時、知人にオススメを聞いたら…
基本的にサイゼリヤの方が全部美味しいよ!
知人曰く、サイゼリヤの料理はわざと毎日でも食べられるようにしてくれていると感じる、とのこと。
実際彼のサイゼリヤ率はかなり高かったです。
最後に…
サイゼ女子論争を知って思ったのは「ヴェブレン効果」と言われるものだと思います。
端的に説明すると「購入するものの値段が高ければ高いほど価値があると思い込み、他人に自慢したくなるという心理」のこと。
要は自分が高いお金を支払うだけの価値があるんだと思い込みたい心理状況ですね。
サイゼリヤがどうこうではなく、ただただ値段が価値基準になっているだけなのだと思います。
なので、サイゼリヤさんにしてみるとえらい迷惑というか、完全に飛び火状態なのではないでしょうか。
以前、お世話になった社長に言われた言葉があります。
貧しい人は、その貧しさをお金や物で埋めようとする。
自分自身に本当の価値があるなら、むしろ着飾らない方が魅力的だと思います。
例えば…
1万のダイヤがあったとして。
100万の装飾をしたら映えるかもしれません。
でも1億のダイヤだったなら…。
1,00万の装飾なんて、ダイヤの輝きをただ邪魔しているだけ。
大切なのは、自分は1万円のダイヤのまま誰かから100万円分の装飾をしてもらうことではなく、自分自身が1億円のダイヤになることかなと。
いずれにせよ、私は高級レストランなら数千円もする味を数百円で提供してくれるサイゼリヤさんを凄いと思いますし、これからも胸を張って利用したいと思います。
今日も一日ありがとう。
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