資産形成を行う上で、安全資産とリスク資産の割合について悩んでいたりしませんか?
実は私の場合、安全資産は銀行預金100%で債権には一切投資していません。
なぜなら、私は債権の成長力に物足りなさを感じているからです。
株式投資が遅かった私は、ある程度リスクをとって資産形成のスピードがあると考えています。
私は2021年度から本格的に資産形成を始めました。
2021年度はまずつみたてNISAを夫婦ともにMAXまで積み立て、ジュニアNISAも子ども2人分MAXまで積み立てました。
投資に関してはまだその程度のド素人ではありますが、長年財務系の業務に携わっている経験から安全資産とリスク資産について自分なりに確信をもっています。
この記事では、なぜ自分のアセットアロケーションの中に債権を組み入れないのかをご紹介します。
この記事を読むと、安全資産とリスク資産のバランス、債権を入れるメリットとデメリットについて知ることが出来ます。
結論とすると、資産形成の初期段階ではとれるリスクが高いために株式中心の投資を行い、金融資産が増えてきた段階で適切なアセットアロケーションに組み替えることが最適解だと考えています。
安全資産とリスク資産とは
安全資産とは、元本の減るリスクの小さい資産などを言います。
リスクがない!と言えないのは、例えば金融機関の倒産とかで預貯金額によっては元本保証されなかったりするからだよ。
一般的にローリスク・ローリターンと言われる性質のものです。
元本割れとなるリスクを負うことはないものの、収益という点では全く期待できません。
直近の普通預金金利はメガバンクで0.002%とかのレベルです。
一方、リスク資産とは、元本が保証されていない資産のことを言います。
収益は期待出来るけど…
損失を被る可能性があります。
リスク資産は値動きが大きく、将来の予測が難しいという特徴があります。
投資することで得をするのか損をするのか分からないリスクも合わせて保有することになるので、リスク資産と呼ばれています。
アセットアロケーションとポートフォリオ
アセットアロケーションとポートフォリオは全然違う意味だよ。
アセットアロケーションとは、運用する資金を国内外の株式や債券、不動産といった資産クラスにどのような割合で投資するのか決めることを言います。
一方、ポートフォリオとは、運用する資金を具体的にどんな商品に投資するのか決めることを言います。
商品とは、私の場合で言えばeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や楽天レバレッジNASDAQ100のことを言います。
アセットアロケーションとポートフォリオは、資産配分を表すという意味ではどちらも同じです。
資産クラスと具体的な商品名の違いって覚えればOKだって!
例えば、アセットアロケーションでは株式50%と表現し、ポートフォリオではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を25%、楽天レバレッジNASDAQ100を25%と表現する、とかです。
最適なアセットアロケーションとは
色々調べましたが…
残念ながら正解はないようです。
正解がない理由は様々ですが、端的に言うと一人一人リスク許容度が違うからです。
リスク資産は先に説明した通り、リスクがある資産です。
確かに株式市場は長期的に見れば右肩上がりに成長しています。
ただ、長期的に見れば右肩でも短期的に切り取ってみればマイナスになっている年もあります。
このマイナス幅をどこまで我慢出来るかは、完全に個人次第な訳です。
年齢も違えば家族構成も違い、収入も違えば…と一人として全く同じ条件の人は存在しません。
だからこそ、自分なりのアセットアロケーションを模索し続ける必要があるということです。
私の場合は、将来的な出口戦略は既に決めています。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」という歴史的な名著にならって株式50%、債権50%にするつもりです。
株式50%、債権50%のアセットアロケーションにした後は、それを年間4%ずつ取り崩していくという手法を取り入れる予定です。
でも、4%ずつ取り崩してもお金が足りなければ意味が…
ゴールの形は決まっているので、必要な生活資金から4%逆算した金額になるまで資産形成をするという戦略をとっています。
資産が小さいからこそリスクを最大限にとる
ざっくり夫婦それぞれ最低1,000万円ずつになるまでは、積極的にリスクをとっていきます!
私の場合は、残念ながら株式投資を始めるのが遅かったです。
だから株式投資で一番の味方となる時間を、それ程確保することが出来ません。
時間を味方にすることが出来ないのであれば、リスクを許容するしかないというのが私の結論です。
幸いそれなりに年齢を重ねてきたこともあり、生活防衛資金は貯まっています。
そこで生活防衛資金は安全資産に預け入れ、余剰資金を全てリスクの高い株式100%で運用することで資産形成を加速させるつもりです。
最低限の資金を守り100%、残りを攻め100%に全振りすることで後れを可能な限り取り戻すことにしようという訳です。
資産形成の目標は最低2,000万円×2人分です。
私はかいくんが産まれてから国民年金だけだから…
もう少し多めに資産形成しておきたいな…
我が家は私の収入だけなので、二人分の老後資金となるとそれなりのリスクをとる必要があります。
安全資産はあおぞら銀行BANK支店が最適解
あおぞら銀行は業界№1の高金利!
我が家の安全資産はあおぞら銀行BANK支店に預け入れています。
そんなあおぞら銀行ですが、昨年その存在を知り4ヶ月程度預けていただけで1,022円の利息がついていました。
利息の配当には国税で15.315%、地方税5%、合計20.315%の税金が引かれて入金されます。
割り返して計算すると、今回の場合は約1,300円の利息がついたということです。
預け入れている期間がキッチリ6ヶ月ではないので、年利0.2%の半分には届きませんでしたが次回は満額受領出来る予定です。
今までは0.002%しか利息つかなかったのに…
あおぞら銀行さんありがとう♪
利回りは債権に遠く及ばないものの、いつでも現金化出来る日本円で、かつ高利率のあおぞら銀行は安全資産の最適解だと考えています。
リスク資産は米国株式100%でリスクを最大限に
安全資産は別に確保しているから、90%以上の暴落がきても大丈夫!
時間を味方に出来ず、夫婦二人分の老後資金を確保しなければならない我が家はリスク資産に関しては積極的にリスクを取りに行っています。
毎月定期積立されるタイミングで資産運用のご紹介もしていますので参考までにどうぞ。
コア資産でみんな大好きeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積み立て、サテライトとして楽天レバレッジNASDAQ100でさらにリスクを取りにいっています。
僕もチャート見てるけど…
年初からずっと下落してる~…
下落している時こそ仕込み時だよ!
積み立てを始めた初期に暴落局面がきたのは、むしろ運がいいと思っています。
株式市場は「金額ではなく率」で動きます。
同じ10%の下落でも…
100万円と1,000万円ではまるでダメージが違うってことね!
積み立てを始めた初期であれば、万が一何かあったとしても給与所得で十分カバー出来ます。
しかし、これが資産形成後期だった場合、給与所得ではとてもカバー出来ません。
だからこそ資産が少ないうちに積極的にリスクを取りにいき、資産が多くなってきたら出口戦略としてリスク軽減も視野にしたアセットアロケーションに組み替える。
それが私が債権を買わない理由です。
そして2022年から始まる暴落は絶好の仕込み時期と捉えて、今まで以上に投資額を増やしていくつもりです。
最後に…
私が債権を買わない理由は、投資を始めた初期段階であり積極的にリスクをとりにいける段階だからです。
最低限の生活防衛資金は業界№1の利率を誇るあおぞら銀行に預けて鉄壁の防御を築き。
余剰資金は100%米国株式に投資をすることで積極的な資産形成を目指します。
ある程度時間が確保出来る状況なのであれば、全世界株式と債券を組み合わせたアセットアロケーションにしたかもしれません。
過ぎてしまったことの「たら・れば」を言ってても仕方ありませんから。
大事なのは、今の環境での最適解を常に模索し続けること。
我が家の場合はまずゴールを2,000万円×2(出来れば2,000万円+3,000万円)と設定しました。
理由は4%を取り崩した時の金額+年金でそれなりの生活資金を確保し続けられるからです。
後は残された時間と相談した結果…
例え100%暴落という状況になったとしても機械の様に無感情で淡々と積み立て続けられる銘柄を選定し、実行すると決断しました。
S&P500やNASDAQ指数に連動したインデックス投資は、今後間違いなくV字回復すると確信しています!
あくまで個人的にですが…
「出来るだけ多く」という感情で投資すると、暴落に対しての心理的負担が高くなってしまい狼狽売りしてしまうような気がします。
「なぜその額なのか」も含めてゴールを設定し、それに合わせて適切なリスクを設定することが重要だと思います。
そうすると、途中で大暴落がきたとしても、そのリスクをとらないとゴールには辿り着けないのだからと自分自身を納得させることが可能になります。
それではこの記事がみなさんの資産形成の一助になれば幸いです。
今日も一日ありがとう。
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