交通事故を起こした時、修理費用の相場なんて分からないから不安になりませんか?
実際ビッグモーターの不正問題で浮き彫りになってきていますが、中古自動車界隈の闇のような部分が分かってきています。
実は今回、我が家が起こしてしまった事故で修理費用の水増し請求をされてしまったようです。
この記事では、我が家が起こしてしまった事故をどのように決着させたのかをご紹介します。
この記事を読むと、いかに保険会社選びが大事なのかが分かります。
結論は、頻度は少ないもののリスクが高い自動車保険はしっかり選ぶことが大切です。
事故の修理費用が激減
そんな減り方ってあり得る!?
2023年3月にまーちゃんがゼブラゾーンでの接触事故をおこしてしまいました。
簡単に説明すると、ゼブラゾーンを過ぎてから右折をしたまーちゃんとゼブラゾーンへ侵入して追い越しをかけた後続車とが接触してしまいました。
その際に先方が主張していた車の修理費用は70万円以上でした。
ところが、こちら側の保険屋さんが修理の内容が適正か確認した結果45万程度にまで減額されました。
修理費用が35%も下がるってどういうこと!?
詳細は保険会社も教えてはくれませんでしたが、過去の記事でもご紹介したように先方が主張していた修理代は70万円以上。
各マスコミの報道で、ビッグモーターが事故車両を修理する際に水増し請求をしていることが明らかになっています。
他にもグッドスピードやネクステージといった大手中古車会社も同様の不正をしていることが明らかになっています。
こういった大手中古車会社に組織的な不正を行われてしまうと、私たち素人ではその真偽を確かめる術はありません。
そして、当初提示された修理費用に基づいて保険を使うのか使わないかを判断することになってしまいます。
事故の立証責任は難しい
ドライブレコーダーがあれば…
保険会社の助言もあり、弁護士特約を使って先方と協議していたもののやはり立証責任を満たすことは難しいと判断しました。
立証責任は訴える側にあります。
ドライブレコーダーさえ備え付けていれば、立証責任を満たすことができたのにととても悔しい気持ちです。
弁護士による和解交渉は不調に終わりました。
次は調査会社による状況調査が行われ、その報告書をもって調停に臨むことになります。
但し、その報告書も法的に絶対的な効果があるのではなくあくまで参考程度とのこと。
そして調査会社による調査のために私や妻の時間を相当程度要するとのこと。
…なん…だと…?
弁護士のメモにもありますが、やはりドライブレコーダーがないのが致命的でした。
決定的な証拠がない以上、調査会社からの報告書をもってしても立証成立となるかどうかとのこと。
なお、弁護士のメモにもありますが、相手は70~80万円の修理代を要求してきています。
(※後で衝撃的な事実に繋がります)
それなのに調査会社の調査に相当時間拘束されちゃうんだって…
レッドブックによる減額交渉
信じられない!!
立証責任に苦慮していると、相手の保険会社からレッドブックを使った減額交渉がありました。
要は、このレッドブックによるとまーちゃんのピノは現在8.7万円の価値しかないから修理費の17万円は過剰な請求であると主張しています。
実際、訴訟になるとこのレッドブックを元に話が進んでしまうのは事実です。
正直、我が家の場合立証したとしてもこちら側の負担額は変わりません。
先方が弁済してくれるこちらの修繕費もそこまで大きく変わりません。
でも被害意識が強いって…
ホント腹立つ~~~~!!!!
訴訟を断念
悔しいけど仕方ない…
でもこの明細…
色々変だよ??
拘束時間、レッドブックによる修繕費の減額等々の理由により今回はもう諦めることにしました。
しかし、保険会社からの支払内容を見てビックリ。
相手の修理費がメッチャ減額されていたのです。
さらによく見てみると、我が家の修繕費の支払いもこちら側の保険会社から支払われています。
通常であれば相手方の保険会社から支払われるはずなので、こちらの保険会社へ確認してみると…。
お相手様は保険を使われませんでした。
修理総額43.8万円とこちらからの支払額30.7万円の差額で13万円近く負担があるにも関わらず保険を使わない。
修繕費を多く吹っ掛けて、70:30でも自己負担がないように車屋と話し合ったとしか思えない状況です。
最終決着した43.8万円さえも保険を使うよりは得で済む修繕費だったのではと疑わざるを得ません。
保険を使えば3等級ダウンとはいえ、年間1万円程度の負担増で済むはず。
13万円近く自己負担となるにも関わらず保険を使わないのはおかし過ぎます。
もしくは、保険を使えない何かがあったか…。
いずれにせよ最初から最後まで非常に不快感が残る結果となってしまいました。
今回はこちらの保険会社がちゃんと事故による修理代をしっかり見てくれたから、過剰請求された修理代を支払わずに済みました。
例え自分たちの出費にならないものだとしても、相手に騙し取られる状況になったら気分がいいものではありません。
また、保険を使うか迷う金額だった場合、その判断材料に大きな影響を与えるでしょう。
改めて保険会社の大切さを実感しました。
まとめ
今回我が家の事故事例をご紹介しましたが、自動車の事故に伴う修理費用はやっぱり素人には分かりません。
なんせ弁護士特約も使って交渉を重ねていましたが、最後の最後まで修理費用が水増しされたままでしたから。
- 元々の事故の修理費は70万円以上と言われていた。
- 弁護士特約を使った交渉時も70~80万円と言われていた。
- 70万円の修繕費に対して70%で負担するとして保険を検討した。
- 実際の負担は30.7万円だったので逆算すると修理費は43.8万円だった。
しかも相手は結局保険を使わなかったそう。
自己負担が13万円以上あるのに保険使わないなんてある!?
今回の事故において、我が家の場合はいずれにせよ保険を使うつもりだったので構いません。
しかし、保険を使うか使わないかを迷う金額だった場合、この水増し請求は保険を使うか使わないかを判断する際明確に判断を歪めてしまいます。
ビッグモーターが事故修理をした時、損保ジャパンは修繕費をちゃんと確認せずに言い値で処理をしていたとのこと。
我が家の保険屋は適切に確認をしてくれたからこそ、最終的には適正(?)な修繕費になりました。
保険会社選択は万が一の時に大きな影響を与えます。
しっかり検討しましょう!
また、事故を起こした時に不利な立場を逆転するのはやっぱり証拠。
我が家はドライブレコーダーがなかったが故に、相手の主張を覆すことができずに悔しい想いをしました。
絶対相手がゼブラゾーンからの強引な追い越しをしてきたのに!!
ドライブレコーダーはそれ程高価な物ではありません。
しかし、事故を起こしてからドライブレコーダーを買っておけばと後悔してももう手遅れです。
実際経験したからこそ断言します。
ドライブレコーダーはもはや必須装備!!
事故を起こした相手が必ずしもいい人とは限りません。
装備しないことで後悔した我が家のようにならないよう、しっかりドライブレコーダーは装備しておきましょう。
ゼブラゾーンに侵入した事故の過失割合ってどうなる?
立証責任は訴える側。しかもそれは非常に困難。
ドライブレコーダーがあれば簡単だったのに…
弁護士特約は無駄な契約。
自動車保険の弁護士特約はしっかり見直しましょう!
自転車保険への加入が義務化。
それでも自転車保険へ加入するな!
コメント